MASM syntax x86 アセンブラ用 Mery 構文ファイル

タグ: #asm 

普段プログラムなどを書く時に Mery を使うことがあります。 Mery にはデフォルトで「x86 Assembler」という編集モードがあり、このモードでは x86 命令と 32bit 幅のレジスタ名に色が付きます。 しかし、他のレジスタ名や MASM の予約語には色が付きません。 DOS で動くプログラムを書く際には、16bit 幅と 8bit 幅のレジスタ、セグメントレジスタも強調表示された方が嬉しいため、これらのレジスタを加えた構文ファイルはだいぶ前から自作して使っていました。

一方、自分が普段使っているアセンブラは MASM 互換の JWASM ですが、 MASM の予約語は自作構文ファイルには長らく含めていませんでした。 これだという理由はぱっと思い浮かびませんが、恐らく自己流の書き方が固まってきて、予約語まで強調表示されていなくてもどこに何が書いてあるかある程度感覚的に分かるようになり、特段困ることがなかったためではないかと思います。

しかし最近、他の人が書いたアセンブラコードを真面目に読み書きする機会があり、命令とレジスタ名に色が付いているだけでは、コードの内容を把握するための手がかりには弱いと感じました。 そこで MASM の予約語も強調表示するよう自作構文ファイルを更新したため、ついでに公開することにしました。

ダウンロード:  masm_x86.msy

編集モード「x86 Assembler」と比べると以下のような違いがあります。

  • 32bit レジスタ名で大文字小文字を区別しないように変更
  • セグメントレジスタ名を Color=0 に追加
  • 16bit レジスタ名を Color=1 に追加
  • 8bit レジスタ名を Color=2 に追加
  • 64bit レジスタ名を Color=2 に追加
  • RETF を Color=3 に追加
  • MASM の予約語(の一部)を Color=6 に追加


一覧に戻る