wmdrv v0.5a

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wmdrv v0.5a を公開した。 N2KD の新バージョン関連作業を連日続けるのにやや飽きてきたので、気分転換で wmdrv に手を入れることにして、その結果出来上がったものである。

I-O DATA RSA-98III の 16500 互換モードで動作確認ができたので、動作対象の RS-232C ボードに加えた。 マニュアルやボード設定の情報からして RSA-98II 用のルーチンそのままで動くと思っていたが、試してみたところその通りで対応作業の手間は殆どかからず済んで世話がなかった。

wmdrv では独自のほぼデバッグ用ファンクションとして int 33h (0ch <= ax <= 0c2h) を実装しており、これらのファンクションが常時呼出可能になっていた。 しかし、独自ファンクションが常時呼出可能なのは少し行儀が悪い気がしたので、これらのファンクションをデフォルトで呼出不可として、呼出可能にするための /d オプションを追加した。

ペンタブレットとマウスのカーソル位置を同期させないモードを追加した。 正直、個人的には同期の有無でどちらか片方の設定にずば抜けて大きな利点があると感じられなかったので、案はありつつも長らく実装を先延ばしにしてきた機能である。 強いて言えば、両利きならば、カーソル位置を同期させないことで、例えばマウスのカーソルを所望の UI の傍に置いておけば、ペンタブのカーソルがどこにあってもマウスを操作することで素早くその UI にアクセスできて便利かもしれない。 両利きでなかったらペンとマウスの持ち替えの手間が発生するので微妙だろう。

新機能の案も大分なくなってきたが、ペンタブを相対座標モードで使える機能が無いのが少し気になっている。 今後同モードの追加までやって機能追加は一区切りということにする、と一先ずそういったつもりでいる。

アセンブラでソフトウェアを一から作る活動は暫くやっていないので、アセンブラ力が鈍らないように今年中に最低1個は何か新しいソフトウェアを作りたいなぁなどと思っている。


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