新年だぜ、やっほ~

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「n 年後どういう自分になっていたいか考えて云々」的なやつは苦手な人間なのだが、それでも年の始まりともなれば多少は今年はどうするのが良いんだろうかとぼんやり考えたりする。 それで1つ思い当たったのは、集めた物を使うということである。

1、2年程前まで自分は興味のある物の収集に注力していた。 注力していたといっても幾分結果論で、収集対象が使ってみたいと思った古い PC 関係機器やフィルム時代の写真機等、現在では殆ど新品が入手できない物だったために、一期一会の中古市場で基本的に入手が優先されていただけである。 実態は兎も角、入手を優先した結果、使ってみたいと入手したにも拘わらずその機会はあまり多くない状態が続いていた。 しかし、次第に収集物の置き場の確保が難しくなったり、未入手で興味がある製品の価格帯がだんだん上昇していったりして、収集活動は低調になった。

その結果、収集物を使うようになったと思いきや、次にリソースを割くようになったのは整備作業だった。 安さと引き換えにやや微妙な状態の個体を入手するのは日常茶飯事だったので、収集が活発だった頃は物の増加速度に整備が追い付いていなかったのである。 整備に軸足が移ると使える見込みがあるかどうかを気にするようになり、この頃、復活が厳しそうだったり整備の優先度が低かったりする物を多数思い切って手放したこともあった。 そうして、全部ではないがまともに動作する物が増えてきて、ここ最近を振り返ると漸く収集物を使う余裕が生まれてきたと感じる。 そんなわけで、今年はある程度腰を据えて収集物を実用するということをやっていきたい。

また、少し話は変わるが、収集物を使ってみた時、入手時に注目していた特徴や魅力が実際には微妙だったり、何個か抱き合わせで入手した製品のうち然程意識していなかった方に愛着が湧いたりと、良くも悪くも想定外のことが時々起こる。 収集対象になっていた PC 関係機器や写真機のような何らかの機能を持った機材は比較可能な点が多いので、その性能や世間での評判に影響を受けて入手した製品も少なからずあるが、それらの情報が実体を伴った時にそのまま自分の物差しで同様に感じられるとも限らない。 入手の経緯がどうあれ、結局、実用の過程で収集物に対する自身固有の何らかの価値や使う理由が多かれ少なかれ出てくると思うので、あわよくばその辺り上手く汲めたらとも思う。

と、この文章を書くのに4日くらいかかった。 初稿は1日くらいでできたが思い出しつつ考えつつ書いていたら冗長で散漫な出来で、書き直したり削ったり順番を入れ替えたりしていたら3日経ってしまった。 自分の普段の会話とかも割合冗長ではないかと思えて怖くなった。 何でもてんこ盛りにするんでなく、初期段階から相応に的を絞った出力ができるようになるというのも今年の目標にしようかな……。


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