M3 2026 春に出た

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例によって大体 1 か月前の話なのだが、M3 2026 春に出ていた。

半年前、M3 2025 春への出展と諸々の後仕舞いがそれなりに成功という感じの雰囲気で終わって、当然次の M3 はどうする?という話になったのだった。 正直 M3 2025 秋に申し込んでから出展迄の半年間は大分慌ただしいもので、無理に申し込まなくてもいいのではないかという空気もあった。 が、結局、M3 2026 春にも申し込むことになった。 理由は、チップチューンに興味のある別の知人を 1 人新しいメンバーとして迎えることになり、その知人が出られる次の M3 が早くとも 1 年先になってしまうのは申し訳なく思われたことと、自分含む既存メンバーの 2 人が半年以上熱量を維持できるかあんまり自信がなかったこと、大体以上 2 点による。

申し込みにあたって、題材を決めなくてはならなかったが、M3 2025 春に出展してから自分が考えていた要望もあり、自作の FM 音源ドライバであるところの n2kd を使って曲を作るということで纏まった。 n2kd は OPL3 にしか対応していないので、自動的に音源チップは OPL3 に決まった。

M3 2025 春が終わった時点では n2kd の機能は十分といえなかったので、色々更新やらバグ修正やらして、今年初めに v1.0 (beta 1) をリリースした。 が、実際に作曲に使ってみるとまだまだバグや欲しい機能が出てきて、追加のリリースを何度もすることになった。 結構な頻度で作業したので楽ではなかったが、それでも、スケール指定命令の追加やパート指定の記法の拡張など、自作のプログラムが実用に供されてこなれていくのは気分が良かった。

前回に引き続き当日は実機演奏をする予定だったので m3mp の準備もやった。 m3mp の操作のために PC-98 のキーボードをそのまま置いておくと、操作説明が必要で微妙だったという前回の反省から、また別の知人の協力を受け Arduino で RS-232C 接続の選曲と再生と停止の機能だけ持ったコントローラを用意した。 一方、画面関係はやる気と時間の都合で、基本的には前回の実装を流用して、n2kd の曲データを再生する処理を追加して、ちょっと UI を改変したくらいで終わった。

作曲の方は、今回は結構手癖になった。 前述のように n2kd の更新等々やっていたので、正直作曲の勉強をしたりしている時間はあまりなかった。 手癖で最後まで一曲できれば良いが、何か躓いた時にそれを更に手癖でどうにかしようとして、ぐちゃぐちゃのぐだぐだになるということが数回あった。 やっぱり引き出しが少ないのはダメなようだ。 時間もカツカツで挽回しきれなかったところもあり、改めて締切駆動の限界を見た気がする。

当日は相も変わらず睡眠不足。 スペースの賑わいは前回よりかは落ち着いていた感じだった。 思い出してみると前回のスペースの位置は今回よりも会場の出入り口に近く、根本的な人の流れの母数の差もあったような気がする。 そのお陰というのもアレだが今回は CD の売り切れはなく、前回旧譜をお渡しできなかった方にも何人か来てもらえて、心残りを片付けられたので良かった。 あと、今回は CD Extra に加えて、完全にネタで FD も頒布してみたが、現地でも完全にネタ枠になっていた。 当然 FD の容量では音声ファイルを格納することはできず、作曲者と同等の機能の環境を持っていないと曲が聞けないのだからさもありなん。

2 度目の出展で、初回からの追加の成果として、今回は自作ドライバで作った曲を会場に持って行けたのは良かったが、その曲の完成度の方はというとやや思わしくないところもあった。 そう簡単なことでないのは承知だが、ドライバの出来も良いし曲の出来も良いっていうのが格好良いよなぁ。


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